●コンサート開催日は毎回お天気が気になるが、幸いなことにホカホカ陽気の好天気に恵まれた。
ハクジュホールは、今年5月にベルギーの歌姫・マルティエさん(ソプラノ)と岩永とのデュオを開催した同ホールで、スマートなデザインの、とても響きの良いホール。今回のソロリサイタルでも使用した。
午前11時30分、リハーサル開始。椅子の位置決め(舞台上で響きの良いスポットを探す作業)、照明の打ち合わせ、試し弾き(ホールの響きの確認)、各雑誌社のカメラ撮影。リハを終えたのが午後1時頃。午後2時いよいよ開演。
満席のお客様に支えられ第1部・2部を無事終了し、万雷の拍手のうちに、岩永は3曲のアンコールに応えた。<精霊の踊り(グルック)・粉屋の踊り(ファリャ)・白鳥(サン=サーンス)>
コンサート後、多くの支援者の方々との恒例の打ち上げでは、岩永を囲んで本日のコンサートの成功を祝い熱気に包まれていた。
アトレ企画 鈴木 朝子
■新聞・雑誌記事
●ロマニリョスの10弦ギターを用い、低音弦をリュート式に調弦した独自のプログラミングで活躍している岩永のリサイタル。当日は東京国際ギターコンクール本選会とまったく重なってしまったが、幅広いファン層に支えられる岩永は今回もHakuju Hallを満席にし、リサイタルは大盛況であった。
プログラム:アダージョ(アルビノーニ)、プレリュード、ガヴォットI・II(ポンセ)、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番BWV1001(バッハ)、ロマンス、カプリス第24番(パガニーニ)、黄金のポリフェーモ(ブリンドル)、コルドバ、朱色の塔(アルベニス)。
[11月28日/東京・Hakuju Hall]
【2011年(平成23年)<現代ギター2月号>より抜粋】
■アンケート
●クラシックギターの素晴らしさを再確認致しました。ブラボー!の思いです。
●とても素晴らしかったです。感動です!又、、岩永さんのコンサートに行きたいです。
●ギターだけでピアノの楽譜を感じました。ビックリです。
●10弦ギターを初めてみました。アルビノーニの「弦とオルガンのアダージョ」の壮大な曲をギター1本で弾いてるのは驚きでした。もっと、ギターの魅力を世の中に広めて欲しいです。
●ギターの演奏の新しい広がりを感じさせて頂きました。来たかいがありました!
●初めてのギターリサイタルでしたがとても感動しました!ロマンス・カプリス24の超絶技巧に感激しました。
●全ての曲がとっても素敵でした。岩永様の卓越した技にただただ感服です。ギターの音色がかくも優しく、時には力強く身体全体に響き振動してくるとは驚きです。本日、ハクジュホールに伺ってとても幸せでした。この気持ちを少しでも多くの方に知って感じて欲しいです。
●古典から現代まで練られたプログラム。比類ないテクニックに酔いしれました。無伴奏ヴァイオリンソナタ第一番・岩永氏の本領が最も発揮された曲。10弦の響きが美しい。
●J.S.バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタのアレンジが素晴らしい!また、ロマンス・カプリス24のふくよかな音色が印象的。幅広いオーケストラのような厚みに感激した。
●全てが素晴らしかったです。次回が楽しみです。
●岩永さんのギターに対する真摯な取り組みが感じられ良かった!
●素晴らしかった!胸打たれました。ありがとうございました。
●岩永さんのリサイタルは初めてですが、本当の音楽会に来た!という気がしました。自分が下手な横好きのギターを弾くので、今まではテクニックとか曲の難易度が気になってしまいましたが、今日はその呪縛から解放されて音楽に浸れました。
●音色が派手でなく、しみじみとした味わいがあるのに、その技術は神業の様に華麗で美しく、堪能しました。
他多数