■海外での演奏批評■ | |
ロンドンタイムズ紙 | 日本人ギタリストの岩永善信は恐るべきテクニックの所有者である。彼の左手は指盤の上を優雅に飛び回り、音楽的にも技術的にも円熟した彼にとって全てのリスクは無縁である。 |
ベルリン/モルゲンポスト紙 | 岩永自身の編曲であるバッハのバイオリン・ソナタ一番は、特に彼の真価を示すもので、そのしっかりとした様式感と繊細さで、各々の楽章の変化を明確に示し、素晴らしいテクニックとともに、堅固な構築性とエレガンスを示した非常に感動的な演奏であった。 |
アントワープ/ニューガゼット紙 | 岩永善信の演奏にはどんな批評家も脱帽してしまう。この様に、美しい響きを持つ音、この様な流麗な演奏、この様に完璧なレガートは、ギタリストの演奏会では滅多に聴くことはできない。素晴らしいテクニックに支えられ、彼のギターは非常に豊かで多彩な響きを持って歌うのだ。 |
チューリッヒ新聞 | 日本のギター奏者岩永は今や最も卓越した演奏家の一人である。 賞賛に値するテクニックと様々なハーモニーからなるデリケートな陰影を駆使することによって、彼は明快にかつ生き生きと演奏している。 |
■岩永先生への手紙■ | |
(吉川雅道君作品) | ●1997年、郵政省が小中学生を対象に実施した第2回「ふみの日」手紙コンクールに於いて、最高賞である郵政大臣賞に、加計呂麻島(鹿児島県瀬戸内町)の諸鈍中学校2年、吉川雅道君の「ギターリストの岩永先生へ」が選ばれました。 吉川君の作品は、岩永のコンサートで初めて聴いたギターの生演奏に感動し、自らも自分の夢を叶えるために努力を惜しまない決心をしたことを、岩永への感謝の手紙の形で書き綴ったものでした。 審査員の講評では「またとない出会いだったことが手紙の文面から伝わってくる。人一倍努力を重ねることで本当の力が備わる、と明るい筆致で書かれている」と高い評価を得ました。 |