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◆コンサートプログラム

第一部
  1. 組曲ニ短調/R.de.ビゼー
<プレリュード・アレマンデ・ブーレ・サラバンド・ガボッド・ジーグ>
  2. 2つのソナタ/D.スカルラッティ
<イ長調L.203 ニ長調L.164>
  3. 無伴奏チェロ組曲/G.カサド
<第三楽章 間奏曲とダンサフィナーレ>
第二部
  4. ガロッティン〜タルレガ讃歌より/J.トゥリーナ
<ラファガ(疾風)>
  5. 動物の謝肉祭より/C.サン=サーンス
<ライオンの行進曲・象・白鳥>
  6. コルドバ/I.アルベニス
<朱色の塔>
◆コンサートレポート・新聞/雑誌記事・アンケート
■コンサートレポート

読売新聞記事●岩永善信 韓国コンサートツアー同行記 (2010/04/14〜04/20)

韓国でのコンサートは「日韓交流年2005」のコンサートツアーに始まり、今回で5回目。今回のコンサートツアーを計画して頂いたのは韓国芸術企画。

4月14日(水)14時5分成田を発ち、16時40分韓国仁川空港に到着。日本は天候不順が続いており寒い日もあったとのことだが、韓国では、オフの1日は雨であったが、その他の日程は晴天続きの好天気に恵まれ、願ってもない絶好のコンサート日和であった。移動中の車中から観える景色は、白いコブシの花やレンギョウや桜が美しく咲きみだれ、とても印象に残った。

4月15日(木)今回のツアー最初のコンサートは、韓国ギター協会の主催で天安市民会館で行われた。外気と違ってホール内は冷々としていたが、聴衆の熱気と声援とで大いに盛り上がった。終演後の関係者との打ち上げでは、海外でギターの勉強をしてきたギタリストや、独学で日本語を学んだ方など多種多様で、韓国語・日本語・英語・仏語が見事に飛び交い、国際派の岩永さんも仏語と英語を駆使して話も弾み和気あいあいの楽しい一時となった。

4月17日(土)韓国ギター協会の主催で清州市の国立清州博物館で17時開演。 この日のコンサートはKBSテレビの収録があり、いつもより入念なリハーサルが試みられた。(5月5日に放映された。)

4月18日(日)ギター製作家・李ヒョン氏の主催で太田広城市にあるアジュ美術館で17時開演。近代的な新しい建物でホール内は絨毯、緞帳があったが響きも思ったより悪くなくホッとした。
当日は、同ホールで新任の韓国ギター協会の会長と副会長のご挨拶と、全国から集まった多くの理事の方々のセレモニーがとり行われていた。その後、清州市の市長のご挨拶がはじまり、緊張の中にコンサートは開催された。
いつも思う事だが、韓国の観客は日本と違って、表現がとてもストレートで熱い。ヒューヒューと声援を送りコンサートを大いに盛り上げてくれる。 終演後の打ち上げの時に、翌日の済州のコンサートは主催者の希望により、急遽、スカルラッティの曲をタンゴ、もののけ姫、アメリカの遺言に変更することになった。

4月19日(月)堤川市の主催で堤川文化会館で19時開演。
堤川文化会館は、この町で一番大きなホールであり、ちょうど市長選挙の最中でもあり、市長推薦のコンサートとして行われた。昨晩、突然変更したプログラムも岩永のテクニックで見事に演奏!!
アンコールは大きな拍手と歓声の中、客席からの要望で「ロマンス」(禁じられた遊び)を演奏し皆大喜び!また再び熱い声援にこたえ「熊蜂」を演奏し、万雷の拍手の中、最終公演も無事に終え、有終の美を飾ることが出来た。
二年後の公演を約し、20日(火)東京への帰路についた。

アトレ企画 田之頭 稔

【2010年(平成22年)<現代ギター7月号>より抜粋】


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