●2012年9月15日(土)午後3時開演。9月半ばとはいえ、まだ暑い日々が続いている中、箕面市立メイプル小ホール(大阪府箕面市箕面5-11-23)で、岩永善信・川潟誠・山田陽介によるギタートリオコンサートが開催された。(バリエ大阪&武庫川ギタークラブ主催)
阪急電鉄箕面線の箕面駅より徒歩7分のところに位置する箕面市立メイプルホールは、大ホール(約500名収容)と小ホール(約100名収容)とある。今回、使用された小ホールは、床が絨毯使用だったので、響きの豊かさでは充分とは言えなかったかもしれないが、天井がかなり高いのが幸いしたのか、音色は透明感があり美しく感じられた。
川潟誠氏は第12回ギター音楽大賞グランプリの履歴を持ち、ギター編曲でも知られ今回のプログラムもすべて川潟氏の編曲による。また、毎年、岩永の講習会を大阪で武庫川ギタークラブとして開催している。山田陽介氏は名古屋芸術大学器楽科卒業後、東海地方を中心にソロの他、フルート、ヴィオラ、声楽などとの共演も行なっている。また、現在も岩永に師事している。
師弟関係もあるとはいえ、音楽性にはそれぞれの個性があるが、気心のしれた3人による三重奏は、曲の解釈からはじまり、演奏、方向性などお互いの個性を尊重しながら作り上げていく。1st、2nd、3rdとパートを固定して演奏しているのではなく、曲によってパートを変えているので、各々のメロディー(1st)の時にはそれぞれの持ち味の音色を堪能でき、また厚みの2nd、音楽を支える低音部(3rd)もそれぞれの個性で表現されていて存分に楽しめた。アンコールは、満席のお客様の拍手に答え、「スクリャーピンのプレリュード」と「ドボルザークのスラブ舞曲第8番」を演奏し終演となった。
アトレ企画 鈴木朝子
阪急電鉄箕面線の箕面駅より徒歩7分のところに位置する箕面市立メイプルホールは、大ホール(約500名収容)と小ホール(約100名収容)とある。今回、使用された小ホールは、床が絨毯使用だったので、響きの豊かさでは充分とは言えなかったかもしれないが、天井がかなり高いのが幸いしたのか、音色は透明感があり美しく感じられた。
川潟誠氏は第12回ギター音楽大賞グランプリの履歴を持ち、ギター編曲でも知られ今回のプログラムもすべて川潟氏の編曲による。また、毎年、岩永の講習会を大阪で武庫川ギタークラブとして開催している。山田陽介氏は名古屋芸術大学器楽科卒業後、東海地方を中心にソロの他、フルート、ヴィオラ、声楽などとの共演も行なっている。また、現在も岩永に師事している。
師弟関係もあるとはいえ、音楽性にはそれぞれの個性があるが、気心のしれた3人による三重奏は、曲の解釈からはじまり、演奏、方向性などお互いの個性を尊重しながら作り上げていく。1st、2nd、3rdとパートを固定して演奏しているのではなく、曲によってパートを変えているので、各々のメロディー(1st)の時にはそれぞれの持ち味の音色を堪能でき、また厚みの2nd、音楽を支える低音部(3rd)もそれぞれの個性で表現されていて存分に楽しめた。アンコールは、満席のお客様の拍手に答え、「スクリャーピンのプレリュード」と「ドボルザークのスラブ舞曲第8番」を演奏し終演となった。
アトレ企画 鈴木朝子
《 プログラム 》
第一部
D.ブクステフーデ プレリュード BuxWV158 / シャコンヌ BuxWV159
J.S.バッハ カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」BWV992
第二部
M.ムソルグスキー 組曲「展覧会の絵」全曲
第一部
D.ブクステフーデ プレリュード BuxWV158 / シャコンヌ BuxWV159
J.S.バッハ カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」BWV992
第二部
M.ムソルグスキー 組曲「展覧会の絵」全曲