3月25日(日)、10年ぶりに大野ホールにてコンサートが行われた。
心待ちにしているお客様で満席。久しぶりの演奏に期待が集まり、
緊張感が高まる中コンサートが始まった。
1曲目はマレーの"フォリアの主題による変奏曲"。
気高く情感豊かな響きが会場にしみわたった。
続いてパラディスの"シシリアーノ"、シューベルトの"6つのワルツ"。
雰囲気が一変、優雅で心温まる空気に包まれ、そして、
第1部の最後はヘンデルの組曲第11番。
中でもサラバンドはギターで度々弾かれよく知られた曲で、
組曲全体として演奏される事はほとんどないが、10弦ギターの低音域の魅力と相まって、
荘厳な音楽が会場に響きわたった。
第2部はポンセの"南のソナチネ"。
迫力とスピード感溢れる演奏に圧倒される。
最後はビゼーの"アルルの女 第2組曲"。
パストラール、間奏曲、メヌエット、ファランドールと進むにつれて、
ファランドールは超絶技巧の最高潮。ドラマティックな演奏に大喝采!
アンコールは"ホーム・スウィート・ホーム"と"粉屋の踊り"。
鳴りやまない拍手の中、コンサートを終えた。
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