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岩永善信コンサート

東京都渋谷区コンサート

◆コンサート情報

タイトル 岩永善信ギター・リサイタル
会場 ハクジュホール
〒151-0063 東京都渋谷区富ヶ谷1-37-5[地図]
日時 11月29日(金) 開場18:30  開演19:00
入場料 前売:4,000円
当日:4,500円 (全席自由)
主催 アトレ企画
後援 スペイン大使館
チュニジア共和国大使館
日本アジアギター教育協会
チケット取扱先 e+ イープラス
http://eplus.jp [パソコン・携帯]
ファミリーマート[直接購入]
アトレ企画
  E-メール:okaz@mth.biglobe.ne.jp  
  Fax:03-5996-5333
お問合わせ アトレ企画
TEL:090-2522-1539
FAX:03-5996-5333
E-メール:okaz@mth.biglobe.ne.jp
チラシはこちらから≫ 表面 裏面(jpgファイルが開きます。)
コンサート写真ロゴ
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◆コンサートプログラム

◆コンサートレポート・新聞/雑誌記事・アンケート
■コンサートレポート

 岩永さんのコンサートと言えば、ギターのオリジナル曲はほぼ皆無で、バッハやシューベルト、ビゼー、サン=サーンスなど、大作曲家の曲がずらりと並ぶことが多いが、今年はなんと!プログラムの半分をギターのオリジナル曲が占めるという、珍しいコンサート!しかもその演奏が素晴らしい!

 コンサート前半の最後におかれた「羽衣伝説」(藤井敬吾作曲)は過去にも何度か取り上げられたが、後半の最初を飾る「フォルクローレ組曲」と2曲目の「日記 ~ チェ・ゲバラ讃」を岩永さんが弾くのは今回初めて耳にする。

 「フォルクローレ組曲」(M.アンデス作曲)について、プログラム・ノートには「アマチュアギタリストのレパートリーとして作られた曲だと思われる」とある。確かにあるレベルに達したアマチュアなら弾けそうだ。だがそうした曲こそ、岩永さんの手にかかると、まるで別の曲のように華やかに、そして格調高いものになる。

 昨年、岩永さんが弾くグラニアーニの序曲を聴いた後、寡聞にもその曲を知らなかったため、後日You-tubeで検索して他のギタリストの演奏を聴いてみた。そしてあまりにもつまらない曲だったので驚いたものだ。岩永さんのコンサートで聞いたときにはあんなにカッコよく素敵な曲だったのに!「フォルクローレ組曲」を聴いてその思いをまた新たにした。

 そしてクチェラ作曲「日記 ~ チェ・ゲバラ讃」。現代曲だが、これがまた面白い!今回のコンサートの目玉と言ってもいい。ゲバラはカストロとともにキューバ革命を成し遂げた人物だが、その後も革命を志し、最後はアフリカのボリビアでゲリラ戦に参加するも捕えられ、39歳の若さで処刑されている。この世の不条理とその世界に投げ出された不安、革命へと突き進む強い意志、そして近づく死の足音。それらをクチェラが音符にし、岩永さんが生きた音に変える。演奏が終わると、会場は万雷の拍手に包まれた。 

 最後になったが、パーセル、グラナドス、そしてファイナルのグリークも素晴らしかったことを付言しておく。
                               甲田純生


■新聞・雑誌記事

「現代ギター2月号」に掲載されました。



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