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岩永善信コンサート

新潟県新潟市コンサート

◆コンサート情報

タイトル 岩永善信ギターリサイタルin新潟 6th
会場 だいしホール
〒 新潟県新潟市中央区東堀前通七番町1071-1 [地図]
日時 6月14日(土)18:00開場 18:30開演
入場料 全自由席 一般:3,000円 学生:1,800円
(当日各500円増し)
主催 広瀬恵子ギター教室
渡辺恵子音楽教室
《岩永善信新潟公演を支える人々》
プレイガイド ヤマハミュージック関東新潟店(025-243-4311)
コンチェルト(025-225-0300)
大和新潟店(025-228-1111)
新潟伊勢丹(025-243-8689)
お問合わせ/チケット TEL&FAX 025-276-1168(広瀬)

◆コンサートプログラム

  ◆泣くがままにさせて・オンブラ・マイフ(G.ヘンデル)
  ◆組曲11より、アルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグ(G.ヘンデル)
  ◆プレリュード・東洋の行進曲・みなし子・スペイン舞曲第6番(E.グラナドス)〜休憩〜
  ◆アッシャーワルツ(N.コシュキン)
  ◆《動物の謝肉祭》より、序奏と獅子王の行進曲・像・耳の長い登場人物・白鳥(C.サン=サーンス)
  ◆ルーマニア民族舞曲(B.バルトーク)
  アンコールとして、アメリアの遺言(リョベート)、ショーロ(ペルナンブーコ)、トルコ行進曲(ベートーベン)、の3曲
◆コンサートレポート
現代ギター誌2008年10月号記事 ●入梅の時期でもあり湿度が心配であったが、例年よりも梅雨入りが遅れ、気温、湿度共に快適に近い状態で開催することができたことは幸いだった。
さて、岩永は世界で一本しかないというロマニリョス作の10弦ギターを抱えて登場、今年もまた熱い熱い本気の演奏で聴衆を魅了してくれた。一曲終わる毎に聴衆を遠い夢の場所へ引きずり込んでいき、最後には、言葉を失う程心を揺り動かしてしまう集中した演奏スタイルは今年も健在、アンコールでは立ち上がって拍手する人も現れるほど、聴衆を喜ばせてくれた。演奏後ロビーにてサイン会が行われたが、順番を待って並ぶお客様は男女を問わずどの方も輝きと華やぎにあふれとてもいい顔をしていた。その表情からも岩永の演奏が聴衆の心を大きく動かしたことが見て取れて、主催者としては報われる思いがした。 ところで岩永は現在CDを出さずに演奏活動を続けている。したがって聴衆はただひたすら、その「一期一会」の岩永の演奏に集中して耳を傾け続けることになる。この日もおそらく誰もが、岩永の指から紡ぎ出される一音一音をひとつでも多く頭の中、心の中、細胞のすみずみに残しておこうとする切なる意識を持って聴いていたことだろう。
同じ時間ひとつの会場に集まった人々が、たった一回のその時限りとわかっている奏者の演奏を共に聴き合う・・・・今の時代にこれほどまでに余計なものを削ぎ取り、突き詰めた音楽の聴き方をすることは他にあるだろうか。
岩永の演奏会は、いつのまにか「忘れかけている大切なこと」を私たちに思い出させてくれる貴重な機会でもあると言え、我々関係者はそのことに気づかされては心を新たにしている。

さて来春も新潟への招聘が決定している。近年の芸術活動は商品化した状態で広まっていく傾向にある(それがすべていけないということではないが)。その波に乗ることを堅く拒み、自身の音楽や音楽活動の在り方を守り、極め続けようとする岩永の姿勢に心打たれ、応援する人は新潟でもますます増え続けていくことだろう。

( 「岩永善信新潟公演を支える人々」代表 広瀬 )
【2008年(平成20年)<現代ギター10月号>より抜粋】

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