●2011年11月12日（土）仙台市カトリック元寺小路教会にて「岩永善信ギターチャリティーコンサート」を開催しました。岩永はこれまで仙台に度々コンサートで伺っており、今年も６月３日仙台市シルバーセンターホールにてリサイタル開催の予定でしたが、このたびの大震災による様々な現状を知りリサイタルを中止、希望を込めて来年への延期を決定しました。
しかしながら、被災地の１日も早い復旧復興への願いと、仙台市在住の有志の方々の熱い思いを受け、予定を早め今回のチャリティーコンサート開催の運びとなりました。
今回は休憩なしの1時間のコンサートで、プログラムの中ごろには、岩永の演奏と山内ナヲの朗読をお届けする事になりました。
プログラムは下記の通り

J.S.バッハ 　/ 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第一番より
　　　　　　　　　サラバンド-ドゥーブル　　　ブーレ-ドゥーブル

M.ジュリアーニ / アンダンテ・ソステヌート＆フォリアの主題による変奏曲　Op.45
R.シューマン /子供の情景より
　　　　　　　　　異国から、鬼ごっご、満たされた幸福、大変な事、トロイメライ
　　　　　　　　　暖炉のそばで、きまじめ、詩人のお話　　　
　　　　　　　　　朗読：山内ナヲ「金子みすず童話集」より
S.プロコフィエフ/ 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタOp.115より第一楽章
G.ビゼー / アルルの女より
　　　　　　　間奏曲　メヌエット　ファランドール
アンコール：ライオンの行進曲（サン＝サーンス）　鳥の歌 （カタロニア民謡）

●ギタリストの岩永善信さんが12日、仙台市青葉区のカトリック元寺小路教会で、東日本大震災の被災者を支援するチャリティーコンサートを開催した。愛用する10弦ギターを操り、バッハやプロコフィエフの名曲を演奏。聖堂内に響く美しいメロディーに、訪れた約200人の市民は魅せられた。
シューマン「子どもの情景」の演奏では、仙台市出身の女優、山内ナヲさんも朗読で参加。詩人の金子みすゞの作品から「こだまでしょうか」などを披露した。
岩永さんは「私たちには何もできないが、一生懸命演奏させてもらった。復興に向かって、皆さん頑張ってほしい」と話していた。
コンサートの収益金36万余りは、河北新報社を通じて被災者のために寄付された。