●2012年10月に日本アジアギター教育協会会長に就任した10弦ギターの名手、岩永善信のソロ・リサイタルが2週連続で開催された(11月18日:名古屋・宗次ホール、11月25日:東京・Hakuju Hall)。両日とも共通プログラムであり、16世紀のルネッサンス作品から、バロック、古典派、ロマン派、20世紀作品に至るまで、西洋音楽の歴史を年代順に辿って行くという趣向。パガニーニのギター作品2曲以外はすべて他楽器作品からの編曲であったが、岩永は、ダウランドの“歌”、バッハ舞曲の立体的で流麗な美しさ、<カプリス第24番>の悪魔的な超絶技巧、シューベルトの内省的な可憐さ、ファリャが放つ色彩感溢れる管弦楽の魅力を余すところなくギターに移し変え、満場の喝采を浴びた。
プログラム:ウォールシンガムに行った時、エリザベス女王のガリアルド、もしも私の訴えが情熱を動かせるなら、ハンソン夫人のパフ(ダウランド)、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番BWV1002(バッハ〜川潟 誠/岩永善信)、ソナチネ、ロマンス、カプリス第24番(パガニーニ)、6つのワルツ〜「36の独創的舞曲」、「高貴なワルツ」より(シューベルト〜岩永)、パントマイム、情景、きつね火の歌、亡霊、恐怖の踊り、魔法の輪、真夜中、火祭りの踊り〜バレエ組曲「恋は魔術師」より(ファリャ〜岩永)
【2013年(平成25年)<現代ギター2月号>より抜粋】
プログラム:ウォールシンガムに行った時、エリザベス女王のガリアルド、もしも私の訴えが情熱を動かせるなら、ハンソン夫人のパフ(ダウランド)、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番BWV1002(バッハ〜川潟 誠/岩永善信)、ソナチネ、ロマンス、カプリス第24番(パガニーニ)、6つのワルツ〜「36の独創的舞曲」、「高貴なワルツ」より(シューベルト〜岩永)、パントマイム、情景、きつね火の歌、亡霊、恐怖の踊り、魔法の輪、真夜中、火祭りの踊り〜バレエ組曲「恋は魔術師」より(ファリャ〜岩永)
【2013年(平成25年)<現代ギター2月号>より抜粋】