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岩永善信コンサート

京都府京都市コンサート

◆コンサート情報

タイトル 〜夢のコラボ実現〜
岩永善信×馬場精子 <ギター×朗読>の夕べ
会場 ラ・ネージュ
〒 京都府京都市伏見区桃山町立売58 [地図]
日時 5月16日(金) 
開場19:00  開演19:30
チケット代金 3,500円・予約制
(終了後ワインとお茶を飲みながら歓談できます。)
主催 ラ・ネージュ
お問合せ TEL:090−8141−6350<四方(よも)>
E-メール:info@yuki-laneige.com
チラシはこちらから≫(pdfファイルが開きます。)
コンサート写真ロゴ
≪それぞれの写真をクリックすると拡大されます。≫
◆コンサートレポート・新聞/雑誌記事・アンケート
■コンサートレポート
●昨年3月に、岩永さんに初めてこちらでソロコンサートをしていただいた際、馬場さんがお客様としてお越しくださり、コンサート終了後の歓談の際、馬場さんをご紹介させていただき、素晴らしい朗読家である馬場さんが、素晴らしいギタリストである岩永さんに「大変感動いたしました。ぜひいつか、コラボさせてください。」と、おっしゃったのが、今回の企画の発端でした。

5月に馬場さんの朗読独演会を催し、その場でも「次はデュオで」と、予告。
その後、岩永さんから「あの時のあの方と是非コラボで来年・・」と、お話をいただき、話がとんとんと進み、プログラムなど全てお二人にお任せし、今回の開催の運びとなりました。
この場からご縁が広がることが何よりの幸せの私にとりまして、夢が叶った瞬間でした。

岩永さんのギター、精子さんの朗読。どちらも素晴らしいことは百も承知。
ただ、私の勝手な印象で、岩永さんはお一人で10弦ギターをオーケストラかのように、「これでもか!」と、表現し尽くされる方。朗読の伴奏的に抑えて弾かれることがおできになるのか若干の不安がありました。

しかし、今回お二人ともお一人で来られ、リハーサルから立ち会わせていただくことになったのですが、リハーサルを聴いて、不安は吹き飛び、「「是非次はコラボで」とご自分からおっしゃっただけある!流石プロ!」と、思いました。
朗読との絡みは最初と最後のみの初めのプログラム、樋口一葉作「裏紫」では、ラ・ネージュならではの、舞台の上の吹き抜けの渡り廊下部分から、音が降って来るように。
そして、朗読の合間、時には被る形で入る、最後のプログラム、太宰治作「きりぎりす」では、朗読のマイクに合わせる形でスピーカーを通してお聴きいただくことになりました。
どちらのプログラムでもそれまでお二人がアイディアを出し合われただけあり、それぞれの場面にぴったりの曲が選ばれていましたし、静かな場面では、ほんとうに抑えて弾いてくださる岩永さんがいらっしゃいました。

朗読「裏紫」の後にソロのスカルラッティのソナタ2曲、さくら幻想曲、ロッシーニの「セビリアの理髪師」序曲、そして後半にピアソラのブエノスアイレスの夏、そして「きりぎりす」というプログラムでしたが、ソロのどの曲も岩永さんの色々な魅力が引き出され、それぞれに素晴らしかったです。

ラ・ネージュならではの演奏終了後のお話の場で、岩永さんご自身が、「正直「さくら」はサービスで入れたのですが、「さくら」が一番よかった、と、おっしゃる方がいなかったのは流石ですね。」と、おっしゃったのですが、その場では申し上げなかったのですが、私は密かに、「さくら・・」を、「日本人でよかった!」と、特別に感動しつつ聴かせていただきました。プログラムを拝見した時から「さくら・・」はそういう意味合いで入っているのだろう・・と気付きつつ、尚、それを非常に聴かせる曲として演奏された岩永さんの感性に感動したのでした。

これはあくまでも個人的な感想ですが、岩永さんはもちろん超絶技巧の持ち主です。
しかし、岩永さんの真価は、その感性、叙情性、そしてそれを具現化できる繊細な表現力にある、と、今回の朗読とのコラボレーションをお聴かせいただき、確信したのでした。
岩永さんご自身にも終了後、「新鮮な風を自分の中に入れることができて本当に良かったです。」とおっしゃっていただけたのもとても嬉しかったです。

最後になりましたが、馬場精子さんの朗読も本当に素晴らしく、真のプロによる、美しいお仕事を拝見でき、ほんとうに気持ちよかったです。
またこのお二人の組み合わせが、今回だけでなく、色々な場所で聴ければなあ・・などと、夢想したりします。

ほんとうに、ありがとうございました。

同時代の茶室 ラ・ネージュ 亭主 四方有紀



同時代の茶室 ラ・ネージュ 亭主 四方有紀

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