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岩永善信コンサート

鹿児島県鹿児島市コンサート

◆コンサート情報

タイトル 月の舟サロンコンサート
  岩永善信ギターの夕べ
会場 文学サロン 月の舟
〒 鹿児島県鹿児島市中町4-6 ワンダフルビル3F [地図]
日時 5月13日(金) 
開場18:30  開演19:00
入場料 前売り:2,000円  当日:2,200
主催 特定非営利活動法人 かごしま文化研究所
お問合せ 月の舟
 Tel:099−295−3816
チラシはこちらから≫(pdfファイルが開きます。)

コンサート写真ロゴ
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◆コンサートレポート・新聞/雑誌記事・アンケート
■コンサートレポート

2016年5月13日(金)の夜、鹿児島市「文学サロン 月の舟」で、2回目の岩永善信ギターコンサートを開催しました。2年ぶりです。

 

第一回目のコンサートで、主催者のわたしたち夫婦もお客様も、岩永さんのギターを聴くのははじめての方が多かったのですが、第2回目は、あの感動をもう一度、という感じで、参加者の半分はリピーター。開演前からワクワク感が会場に漂っていました。わたし自身も、岩永さんに2年ぶりにお会いして、変わらない笑顔で接していただき、あの音がまた聴ける、と心躍りました。 

 

 できる限り、岩永さんのギターの音が美しく聴こえるように、会場である「月の舟」の椅子やテーブルの位置をあれこれ考えてみたり、お花は何がいいかしら、と思案して、バラに決めたり、わたし自身も着物を着て、司会進行をさせていただきました。本当は、ゆっくりと演奏を聴きたくて、「月の舟」朗読クラスの先生に司会をお願いしていたのですが、急に体調を崩されて、結局は第一回目と同じく、またわたしにお鉢が回ってきました。 

 

 でも、岩永さんもマネージャーの鈴木さんも、第一回目のときの司会で発したわたしの言葉がとても興味深かったとおっしゃってくださって、自分ではどんなことをしゃべったのかもすっかり忘れていたのですが、おふたりの言葉にわたし自身が励まされて、リラックスして司会をさせていただきました。

そしたら、何だかいろんな現象が起こって、またそれを岩永さんと鈴木さんが面白がってくださって、何と言うか、とても良い循環が起こっているなあと思えて、岩永さんとのご縁を深いものにできた気がします。

 

 面白い現象というのは、まず、岩永さんが一曲目を演奏されているときに、彼の後ろ姿にバラの映像が漂い始めて、「ああ、岩永さんて、なんてバラの似合う人かしら。今回、お花をバラにしたのは大正解だったわ」と司会席のわたしは思ったのでした。そして、3曲目くらいのときでしたか、高い音を連続して演奏されているときに、ガッシャーン、とお皿の割れる音がしたように聴こえて、でもそれが、破壊的ではなくて、優雅なガッシャーンだったので、岩永さんはお皿の割れる音をどこかでイメージされながら演奏しておいでなんだろうか、と思ってみたり。まさしく幻視、幻聴を引き起こすような凄い演奏だったわけです。  途中で司会のわたしが岩永さんにインタビューをさせていただいたときに、バラの話とお皿の割れる音の話をさせていただいたのですが、それも岩永さんは「えっ?」とびっくりした顔をなさりながらも、面白がってくださって、また「僕、お皿割るの、得ですよ」とジョークで返してくださったりして、岩永さんの奥深さを感じました。 

 

岩永善信さんのギターは、とにかく人を虜(とりこ)にします。演奏に深く入り込んでしまう。演奏を聴いている全員を虜(とりこ)にしてしまう魔力があります。もちろん、超絶技巧を駆使しておいでなので、そこに引き込まれるのですが、会場に漂うエネルギーを一気に集める力があると思います。 

 

 今回のコンサートでは、「月の舟」会員のお友達で、ギター教室に通う方たちが何人か聴きに来てくださって、一音一音を聴き逃すまいとされたようです。だからこそ、わたしたちも普段は文学講座をやっている会場で、決してコンサートホールでもない場所なので、椅子や机の配置を考えてみたのですが、空調の音が気になった、というご指摘をあとで頂いて、第3回目の鹿児島市内のコンサートは、岩永さんの一音に報いることのできる会場を確保して、あの凄い演奏をじっくりとお聴きしたいと思うことでした。 

 

 それで、次回のコンサートは、ザビエル教会で、と考えています。パイプオルガンもあり、ステンドグラスの素敵な教会です。さらに岩永さんの一音一音を愛おしむように聴く機会が与えられますように、岩永さんとのご縁を大切にしていきたいと思うこの頃です。                

                  月の舟
  三嶽公子


  


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